ヒプノバース
ヒプノ赤ちゃんでは、
「バースプラン」について考えてみることをお勧めしています。
ヒプノバースでの出産に向けて準備してきたこと、
そして出産のときに自分たちの望む事・意思を
出産する場所での出産介助者へ知らせるために
バースプランを書面で作成するという方法があります。
ヒプノバース(催眠出産)で
母親と赤ちゃんのペースに任せた快適で自然なお産をするためには
例えば
・いきまない
・分娩は好きなポジションで
・臍帯は脈動が完全に止まってから切断
・痛みを連想させる言葉を使わない(陣痛→波、痛み→締め付けetc)
などなど 病院等での通例の分娩方法とは少し異なる点があります。
私たちは助産院での出産を希望していましたが
万が一病院での出産になったときのことも想定して、
バースプランを作成して数部用意しておきました。
下記に私たちの作成したバースプランの一部をご紹介します。
(ドイツ語で作成したものを日本語に直しています)
バースプラン “Unsere Geburtswuensche”
雰囲気
・私たちは深くリラックスし、分娩に集中したいと思っています。そのため、不必要な会話は避け、穏やかな雰囲気の中で産みたいです。
・静かなバックミュージックをかけます。
言葉使い
・「痛み」のイメージがある言葉を私たちは使いません。
・“陣痛”の代わりに “波・波動運動”といった言葉を使います。
・“痛み”の代わりに “感触・圧力”といった言葉を使います。
分娩中(開口期)
・進行状況をそのたびに説明していただく必要はありません。
・子宮口の開きを調べるための内診は必要最小限でお願いします。
・子宮の波動運動中および分娩の際も、自由に自分の好きな体勢を取りたいです。
医療処置について
・会陰切開を避けたく、またそのための介助をよろしくお願いします。
・陣痛や心音の監視装置は必要最小限でお願いします。
・医療処置については、緊急の場合を除き、自然出産を尊重した上でその都度説明をしていただきますようご協力ください。
分娩中
・赤ちゃんが産道から降りてくる時は、いきみの強要や大きな声でいきみの誘導をしないで下さい。穏やかな介助の中で焦ることなく分娩したいです。
赤ちゃん
・赤ちゃんが生まれたらすぐに抱きたいです。
・臍帯は完全に鼓動が止まってから切断したいです。
***出産に備えてヒプノバースの方法で自然な出産を行うために
これまで準備・練習をしてきたということ、
また、緊急に医療処置が必要となった場合には
それに従うということも書き添えておきます***
ここで、“絶対にこのやり方で産むんだ”
と固執しすぎるのは賢明とは言えません。
ヒプノバースは医療介入全てを排除するための方法ではありません。
しかし、ヒプノバースを学ぶことによって、
たとえどのような状況でのお産になろうとも
学んだテクニックを応用し、落ち着いて満足のいく出産をする事ができるのではないでしょうか。